参考

　紹介・コメント

　クロムを含んで緑色になった白雲母です。所々に藍晶石が入っています。）

　藍晶石は紅柱石・珪線石と同質異像の関係で生成環境の予想ができる便利な鉱物です。雲母と藍晶石はＫが含まれるか否かと成分的に近い鉱物です。生成条件が雲母は比較的低温で生成されるようで、藍晶石は低温高圧の条件下です。次第に圧力が下がって周囲にカリウムが豊富にあれば雲母が生成される見たいです。

　ＭＧ州は大規模なペグマタイト地帯らしいのですが、なんでも出てくる資源の豊富さには驚きます。

Fuchsite（クロム白雲母）　ミナスジュライス州

　イタリア産の大理石中に産出された標本で、柱面がほとんど無い産地独特の形状が魅力的です。

　一般に放射線によって結晶構造に欠陥が出来てカラーセンターとなると説明されていますが、ペグマタイトではない産地のモリオンは放射線の影響が少ないのに真っ黒なので前述の説明が当てはまりません。今のところイタリア産の着色原因は未解決みたいです。

Morion（黒水晶）　イタリア・レッジョエミリア・モンテロッソ産

　今までも色々なカルサイトを集めていましたが、意外なことにこのタイプは初めて購入しました。上から見ると蓮の花が咲いている感じです。

　中国産の鉱物標本が大量に入るようになって、今まで買えなかった品物がそろい始めました。お小遣いで楽しんでいるコレクターにとって有り難い状況ですが、業者さんは値崩れで大変でしょうね。

Calcite（方解石）　中国・湖南省

　U.S.A.産出のラズライト結晶。透明度は全くないのですが大きめの結晶です。ちなみにLazuriteではありません。

　この項目を書いていて気付いたのですが、ブラジル・ＭＧ州産の透明なLazuliteを購入していたのですが見あたらない・・・　まあ「０．０５ｃｔｓなので小さくて見えなくなった」なんて事は絶対にあり得ないのですが。管理が悪いですね。

Lazulite（天藍石）　ジョージア州