2004.05.08

ファイヤーアゲートを観察(FireAgate)

FireAgate

19.3cts

メキシコ産

 ファイヤーアゲート(ファイアアゲート)はモコモコとした虹色のイリデッセンス魅力的なアゲートです。以前から少しずつ集めていましたが、標準的なサイズと大きめなルースを再度撮影してみました。

 上は、標準的なルースの通常光とフラッシュを当てて撮影した状態です。3cts程度だとタイピンなどに最適な大きさです。


 こちらは19.3cts・最長3cmと大きなサイズで、ブローチなど大物以外には難しいです。内部の面白い構造がよく見える様に撮影した組写真です。他のルースと違って比較的透明度があるので、特に裏面の構造を横切って研磨した部分が観察できるのは珍しいかもしれません。

左上:通常光・右上:通常光裏面・左下:フラッシュ光・右下:透過光


 こちらは加工済み原石になりますが、結構安価に売られていました。断面の構造を観察すると母岩側もブドウ状のモコモコとした構造です。場所を選んで両面を磨けばリバーシブルなファイヤーアゲートのルースが出来そうな気がします(笑)

 褐鉄鉱などのインクルージョンがブドウ状の成長構造に沿って含んでいるアゲートは今のところファイヤーアゲートのみです。パワーストーンの業界では結構珍重されて高価らしいのですが、実際の流通価格は安価で供給量も多い気がします。手軽なアクセサリーに加工して使いたい石です。


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