2005.11.11

モルガナイトの柱状結晶(morganite)

右側が柱状になってます

全長3cm程度

 モルガナイトの結晶はコレクターの方ならばだいたいの方が持っているはずですが、安価に標本としてサムネイルケースに入って売られているのはどこかの切れ端だったりします。あちこちで展示している高価な結晶といえば平らに双晶した立派な写真を見るのですが、ささやかな柱状結晶を自慢している人は居るのかな?と思える感じです。それならば!と(笑)成長途上で終わってしまった様なささやかな柱状結晶を撮影しました。

 クローズアップすると不思議な柱面です。室内の通常照明でもこんな感じに撮影できます。キラキラですね。
 さらに別の角度から。何らかの原因で成長が徐々に止まってしまったように見えます。

 日中の外光で撮影すると色が濃くなったような気がしますが、気のせいでしょう・・・

 卓面方向から見ると六角形です。下には不規則に見える結晶の頭も見えています。

 六角の対角は約6mm程度になります。

 色は柱状結晶の方が濃くて反対側がドンドンと薄く淡くなります。全体的に成長線らしき貝殻状の凹凸が無数にあって、これも光りの当たり方次第で綺麗なものです。

柱状以外の表面は貝殻状の凹凸が続きます

 時期がかなり前のことなので詳細は覚えていませんが、この結晶は意外なほど安価に入手したはずです。カットクオリティーではないのですが、お小遣いの範囲内でも小さいけど立派なサンプルは入手できるものです。

 侮れないのですが切れ端のサンプルは色が綺麗な物が多いです。私の場合、かなり前にまとめ買いした小さい標本は小瓶にまとめて入れてます。エメラルドやアクアマリンも同様に瓶詰めしておいて、気分でデスクに飾ることをオススメします。


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