2004.08.01

綺麗な黒曜石(obsidian)

メキシコ産(左)

北海道産(右)

 今回はちょっと変わった黒曜石を2つ取り上げてみます。外観からは黒曜石とは呼びたくないほどに美しい物です。

 いつものディーラーさんからメキシコ産の黒曜石を譲っていただいたのですが、メキシコオパールの鉱山で大量に採れるそうです。(これは2個目) 普通は漆黒の鋭利な物体なのですが、今回のは内部が微妙に透けるので見え方が変化します。比較的に透明なところから内部の立体的な不透明層を見ているので光りの加減で見栄えが相当に変わります。かえってオパールよりも面白いです。

 さらに別のディーラーさんより入手した北海道産の十勝石ですが、これも紅色の混ざり方が絶妙です。紅色の入り方では紅十勝石となるみたいで、今回のは紅十勝石です。ジャスパーのように表面的に見えているのではなくて、内部も見え方に影響していますので光りの加減でずいぶんと色合いが変化します。

 カボションカットなので光源(大陽)が写り込んでしまいました。デジタルカメラの感度領域はかなり狭いのか?フィルムに比べると寛容度も狭いのか?特に光量が多くなると写らないものです。どんな状況でも実物を見て感じられる人間の目は大したものです。


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