2006.04.03

シルヴァー・ソリューション

 銀メッキがとれてしまった製品の再メッキを自宅で行います。メッキ工場に出したのではコストが大変なので困っていたのですが、自宅で簡単に行う事が出来るシルヴァー・ソリューションという製品があるので試しました。
 職場の大先輩が東南アジアで買ったお土産のタンブラー。底の水漏れをロウ付けして修理しましたが・・・周囲を酸洗い後にポリッシュすると下地の真ちゅうが大幅に出てしまいました。

 水漏れする程のロウ付け不良でしたが、底に近い方のメッキも極端に薄いです。場所によっては下地が透けそうな感じでしたので、メッキも不良です。

 綺麗に洗浄してから処理しますが、順に「洗浄後」「メッキ液塗布」「拭き取り後」です。

 特に難しいことはないのですが、良く洗浄する事が肝心です。メッキの載らない部分は研磨してから作業すると良いはずですが、今回はそのままで試しています。

 塗布&拭き取りを繰り返すだけで綺麗に銀メッキされました。こすれた程度で剥がれたりはしませんので安心して作業を繰り返せます。
 シルヴァー・ソリューションを使用した方法なのですが、電解法ではなくて化学メッキです。あちこちと探していると、この製品を使用する方法が日本語Webでは2箇所に紹介されていましたが、肝心の品物はお店を探しても見つからないのです。忘れかけた頃になって偶然ハンズのWeb販売を検索すると普通に売られているのでした(笑) 紹介していた方もハンズで買えると書いていたのに・・・私は気がつかなかったのです。

 電解メッキのペン型セットよりも大きな面を確実に処理できる様ですから、補修や加工を自宅で行う方にはオススメな製品です。

(c)hiros