2009.05.31

透明粘土登場!

エメラルドでテスト

 少し前に購入して使わないままだったのですが、透明感がある粘土を試しました。日清アソシエイツで販売している物ですが、模型屋さんで入手可能です。最近はアクセサリーに新素材を投入しないと辛くなってきたので、変なこともやってみるのでした。

 透明粘土と言っても成分的には粘土と程遠いです。反応型のシリコーンなのです。写真では綺麗な作例です。

 内容物はとても硬い羊羹のような樹脂と促進剤です。写真では製品の半分くらいの量です。

 粘土はビニールでくるまれただけで箱に入ってます。私は心配なのでチャックポリに入れて保管してます。

 硬化促進剤は手で持てるくらいのゲル状です。取扱が楽です。これを10分くらい練り込みながら軟らかくします。粘土の主剤は練ると体温などの影響もあるのか?軟らかくなってくれます。

 量が多いので3回に分けて練りました。この段階までで既に指が痛い状態です。大量に練ると作業時間も足りなくなるのですが、気温が高い時期は量があると硬化が早く進みます。少しずつが基本ですが・・・

 ラメではなくパールパウダー各種を混ぜ込んでいます。こんなに細かいパウダーを使うと、せっかくの透明感が無くなります。意味無いように思えるかも知れませんが、好きなパールに出来るのは魅力です。

 粘土で造花作りを開始です。花弁をいかに薄くするかが腕の見せ所ですが、通常の粘土と違って良く伸びます。完成後も柔軟性があるので、アクセサリーに使ってもケガの心配はないです。

 作業中はここまで薄くすればOK!と考えますが、出来上がってみるともっと薄くしないとつまらない感じです。今回はここまで組み上げた段階で硬化を開始し始めて終了でした。

 これは少し前に頑張った作例です。パールを極少量に抑えてやると、ゴールドなのに透けて見えます。実は2回目よりも薄くのばしているので、硬化までの変形対応に苦労しました。

 使い勝手は言いようで悪いようで。硬化時間がとても長いし可使時間も長めで安心していると、表記の半分くらいで柔軟性が無くなって作業が難しくなります。

 作業で注意することは、

1)自分の指や机などの汚れをよく落とす

2)硬化するまで変形に注意する

3)透明感を活かす作例にする

4)余った粘土は密閉した方がいい気がする

 現在、お店に頼んで違うロットで新しい物を入荷してもらうことにしてます。在庫期間などで粘土の硬さが違う可能性があるからです。とにかく練るのが大変で(笑)

 この製品は何度も使って練習しないとパッケージの写真みたいには作れませんね。

(c)hiros